パリへ行ったら、一度は訪ねたい場所のひとつがサン・マルタン運河でしょう。私もメグレの舞台ともなっている北ホテル周辺は、何度も写真を撮りに行きました。
年々近代化の波がこの辺りの様子を変え、最近ではすっかりキレイ、キレイな清潔な町にしてしまいましたが、こうして昔の写真を見たりすると、九十年代初頭まではどことなく哀愁が漂っていて、なかなか捨てがたい情緒を醸し出していたことがわかります。
阿部徹雄 著
毎日新聞社 1954年1月5日発行
A4判(210×294ミリ) 152頁 2500円 カバー
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