装幀アットランダム(18)テネシー・ウィリアムズの「欲望という名の電車」
2012-09-22


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テネシー・ウィリアムズの「欲望という名の電車」初訳本である。ブロードウェイで大当たりをとり、映画化されたこともあり、後にこの本は新潮文庫になった(現在あるのは小田島先生の新訳)。

版元はつぶれる前の創元社で、まだ、ミステリなど出していない大阪にあったころの出版で、昔日感無量である。

永らく探していて、お目にかかれなかった本。手に入れて、またビックリした。

装幀はかの「カルバドスの唇」の吉原治良。ちょっとゴチャゴチャして、装幀としてはどうかという画面だが、もの珍しいさも手伝って取りあげることにした。


† 欲望という名の電車


 テネシー・ウィリアムズ/著 田島 博&山下 修/共訳

 装幀/吉原 治良

 創元社●

 ●1952年10月10日発行●B6判 上製カバー 320頁 300円

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