春に東京都現代美術館でやった桂ゆき展で、この装幀本を見たと思ったが、改めて図録を取り出して、捜してみたが、装幀本の頁に掲載はされていなかった???。
出版は昭和28年だから、年譜によると、前年、第六回アンデパンダン展へ出品した頃の作品。それにしては、大人しい絵だ。漫画チックなところが彼女流と言ったら僭越か。
訳書は神近市子、平林たい子、石垣綾子と錚々たる、かっての女傑陣が推薦人。時代を感じさせる顔ぶれに思わず感動を禁じ得ない(大袈裟か)。
テレスカ・トレース/著 大庭さち子/訳
装幀/桂 ユキ子
鱒 書房●
●昭和28年10月5日初版発行/11月10日第五版発行●B6判
透明カバー帯 264頁 250円
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