また、田中比左良の装幀本を見つけた。やはり、昭和二〇年代の東方社のものだが、なんとなく心和む絵である。端末で本を読む時代になって、誰も本の装幀やカバー絵などに関心がないのだろう。こうした本が古書展などで安価で並んでいることが多くなった。うれしさ半分、悲しさ半分。複雑である。
鹿島 孝二/著
田中比左良/装幀
東方社●
昭和28年8月20日発行●B6判 316頁 220円
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