デコちゃんこと高峰秀子はよくよく本作りが好きだったのだろう。この二冊目の著書も自装本である。
前作のコンセプトを踏襲して、立派な作りの本で、出来映えも文句のつけようもない。版元も同じである。
「まいまいつぶろ」とは、かたつむりのことらしい。この本で初めて知った。
ところで、彼女、エスカルゴを渡仏の際、食べたのだろうか、さあ思い出すことが出来ない。久しぶりに『巴里ひとりある記』を読み直すとするか。
高峰秀子/著
装幀・画/高峰秀子
映画世界社●
●昭和30年6月1日発行●A5判変型(146×190ミリ) 箱 165頁 380円
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