蔵書を整理していたら、カッパの本が出てきた。きれいなカバーの本だったので、装幀者は誰だろうと、カバー袖を見ると、何とかの有名な「亀倉雄策」先生でした。
いったい、いつ、どこで、何のために買った本なのか、皆目覚えていない。今と違って、装幀に惹かれて買った本でないことは確かだ。人間七十年近く生きてくると、段ボールの中から忘れ物のようにお宝も出てくるものだと、ひとりで感心をした。
この本、拾い読みをしてから処分するにしても、忘れ去られるには勿体ないブックデザインなので、スキャンしてみた。
加藤周一/著
亀倉雄策/カバーデザイン 金森 馨/本文イラスト
光文社●カッパ・ブックス
昭和37年10月25日初版発行●新書判 217頁 200円
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